ドイツ個人旅行を終えて ①

 昨年2019.8月に家族3人でドイツを旅して来ました。初めての個人旅行だったので、気づいた点を何回かに分けて、思い付くまま纏めてみます。
 今回の旅行は、10日間でドイツ南部から東部を廻りました。個人旅行にした理由は、息子が4カ月間ライプツィヒ大学に留学しているので、激励を兼ねて旅行したかったからです。ツアーを探しましたが、ライプツィヒに複数日滞在する日程はありませんでした。

 ヨーロッパには20年ほど前に、ハネムーンでドイツを含めて観光しましたが、ツアーなので決められたルートを案内していただくタイプでした。
 今回は自分達でスケジュールを組み、スーパーマーケットで買い物したり、マイナーな街を訪れたり、気に入った街に少し永く居たりと自由度抜群の旅でした。但し、列車の遅延に遭遇したり、食事の注文、切符の購入でも自力で解決しなければならない状況にはなりました。ただそれだけに記憶に残る場面が多く、異国を旅した感は格別でした。

【旅券と宿】

 飛行機は、個人で取らず旅行会社から手配していただき、併せて初日と最終帰国日を同じ宿にすることで、往復の航空券と宿泊先を確保しました。
 入と出が同じ都市は、無駄では?と指摘されてしまいそうですが、結果的には個人旅行としては好都合でした。それは、大きな荷物スーツケースを預けたまま他の観光地を廻ることができたからです。10日間の移動中は、リュックサックを使いました。また、宿と航空券をセットしたので若干割引になりました。

 一泊、二泊目:ミュンヘン三泊目から五泊目:ライプツィヒ、六泊目:ローテンブルグ、そして再びミュンヘンの同じ宿に戻り二泊。
 その間必要最低限の荷物を入れて、途中にお土産を足しながら観光地を廻りました。
移動手段は列車のみです。大きなスーツケースでは、駅の乗換や石畳の街中、そして城壁巡りは、大変だっただろうと想像します。特にローテンブルグの城壁上を歩ったり、ネルトリンゲンのダニエルの塔を登ったりは無理だったと思います。

【切符】 列車の切符は、ジャーマンレールパスを利用しました。何度も乗れば割安ですし、なんと言っても毎回の切符購入をせず、楽でした。特にドイツは改札が無い代わりに必ず車掌のチェックがあります。ガイドブックにも不正乗車は厳罰とありましたし、コミュニケーションが取れない場合は間違って購入しても説明できなかったら・・と思うと不安ですので正解でした。但し、ドイツ(ヨーロッパ)?独特の指定席予約システムggfには戸惑いました。詳しくは、後で紹介します。

 観光地のオプショナルツアーは、二日目に「ノイシュバンシュタイン城とヴィース教会」に連れて行ってくれるツアーに参加しました。ガイドさんについて行って観光地を見るのはこの時だけですが、ノイシュバンシュタイン城の入場やバスでないと行けないヴィース教会に連れて行ってもらえて正解でした。この日は朝7時15分に集合し、夜7時半にミュンヘンに戻るスケジュールでしたが、ツアー後は自力で食事等をこなさなければなりません。ここで活躍したのは、留学中の息子でした。ミュンヘンには金曜日17:20に到着したので、息子には授業後にライプツィヒからミュンヘンに移動してもらい土日は同行して通訳代りになってもらいました。この息子の大活躍で、レストランの注文や切符購入、スーパーマーケットの買い物を楽しめました。このように、今回の旅の前半は息子の通訳に頼ることが出来たので、個人旅行を満喫できたわけです。

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ノイシュバンシュタイン城